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心臓のうた

久しぶりに詩を書きました。中東でウクライナで中央アフリカで戦火が広がっています。西アフリカではエボラ出血熱が広がっています。多くの人びとが亡くなっています。

※心臓移植に反対しているわけではありません。命の象徴として心臓という言葉を使っているだけです。

ーーー

心臓はいらんかね 新鮮な心臓
心臓はいらんかね 心臓

幼いあの子の 心臓
あなたが愛したあの子の 心臓
新鮮な血の滴る 心臓

心臓はいらんかね 心臓
心臓はいらんかね 新鮮な心臓

年老いた両親の 心臓
おとなりのご夫婦の 心臓
新鮮な人間の 心臓

心臓はたくさん いらんかね
人間の心臓を いらんかね
まだ生きている心臓は いらんかね

心臓で世界が埋め尽くされる
心臓 心臓 心臓
誰でもたったひとつの 心臓 ^ TOP

Posted on 2014年08月02日11:36tomneko さんによって投稿されました-

日本のマネーストックとベースマネーの関係

日本のマネーストックとベースマネーの関係を見ていると、ここのところの日銀への圧力でベースマネーは増えているものの、それが貨幣乗数を低下させていることがわかる。つまり、日銀が出した金以上に、市場にお金が増えないのです。

http://www.boj.or.jp/statistics/money/ms/index.htm/

http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/mb/index.htm/

ベースマネーが 2012年3月に112兆4,618億円から、2012年4月に121兆5,003億円と約9兆円増えているにも関わらず、マネーストックはM3(現金+郵貯や漁協も含めた全金融機関の預金残高、普通預金や定期預金等)で1,113兆7千億円から1,122兆8千億円へと、やはり9兆1千億円しか増えていません。

つまり、日銀券と貨幣の流通量に加えて日銀当座預金残高という日銀が直接コントロール出来るベースマネーを増やした分だけしか市中のお金も増えていないのです。

ベースマネーとマネーストックとの比率を貨幣乗数と言いますが、これが約10倍になっているわけですが、なぜこうなるかというと日銀がベースマネーを増やすと、銀行はそれを企業等に貸し付けます。貸し付けたお金はそのまま銀行に預けられるので、またそれを貸します。この自転車操業的な同じお金を何度も貸し出す行為を「信用創造」といいます。なんだか詐欺みたいな話しですが。

しかし、現状は日銀がお金を増やしても市中にお金が回らない状況になっているという事が、このマネタリーベースとマネーストックの関係からわかります。やはり、銀行は安全確実な貸出先がないので、お金があっても貸せない状態にあると見た方がいいのだと思います。

ところで、アメリカの貨幣乗数は危機的な状態にあります。リーマンショック以前は下がっても8倍あたりにあったものが、断崖絶壁のように急降下して4倍くらいになってしまっています。FRBはこれをベースマネーを倍にするという超金融緩和を行っているので、かろうじてマネーストックの急激な減少を食い止めているのです。

http://www.monexfx.co.jp/mailmagazine/pdf/mail_vol343-2.pdf

同時期の日本のグラフと対比すると、そのひどさがよくわかります。

http://www.monexfx.co.jp/mailmagazine/pdf/mail_vol343-1.pdf

グラフではM2を使っていますが、M2を指標にすると定期預金等が入ってこないので、アメリカとの比較ではこちらの方がいいということで採用されているのかと思いますが、日本のM2にはゆうちょ銀行が入ってきません。この辺は、ちょっと問題を感じます。(2012年3月のM2=809兆4千億円、4月は817兆7千億円と8兆3千億円の増加)

なんでもマクロ金融政策で解決するような論調を耳にしますが、やらないよりはやった方がいいとは思いますが、万能のうちでの小槌では絶対にありません。そんなものがあれば、みんなすぐにやっているはずなんです。景気が悪いのは日銀が悪いからという論調の影で、本当に必要な事が見過ごされているんじゃないかなと思う今日この頃です。 ^ TOP

Posted on 2012年05月24日21:57tomneko さんによって投稿されました-

「欧米住宅物語ー人は住むためにいかに闘っているかー」(新潮選書 早川和男著)

Twitter + Facebook まとめ。

イギリスで発生した暴動の背景にある社会保障制度の矛盾などについて。現地にいる方の詳細な指摘。カウンシルフラットやシングルマザー、生活手当などの問題について。 / “イギリス暴動の裏にある鬱屈と絶望について” http://t.co/6TBAWjJh
@tomneko_p on Twitter

この件について、早川和男先生の「欧米住宅物語ー人は住むためにいかに闘っているかー」をぱらぱらと読み返してみた。劣悪な住環境と家賃の高騰に対して1915年グラスゴウ家賃ストライキが勃発、市議会議員5人を含む2万世帯以上が一斉に家賃の支払い拒否を行った。家主は高利貸しからの資金で住宅を建ていていたので戦争による金利上昇とストライキに挟まれて進退窮まっていた。国会で「家賃・住宅融資利子制限法」が可決され、家賃統制が始まった。しかし、これは住宅の供給不足を招いた。1919年「都市・農村計画法」によって、労働者への住宅供給を地方自治体に委任し、政府が必要な経費を支出することにした。公共住宅政策誕生の瞬間であった。

第二次大戦後からサッチャーまで。ナチスによる破壊、供給不足、軍人引き揚げによる住宅不足を、毎年建設される住宅の7割〜8割を公共賃貸住宅で充足。半数以上は3LDK以上の広さ。サッチャー政権登場の1979年時点でも毎年40%〜45%が公共住宅。戦後から78年に建設された住宅では、総住宅戸数の58.6%が公共賃貸住宅。1978年時点でのストックの32%が公共賃貸住宅だった。サッチャー政権で建設を削減し、売却を進めた結果1990年には住宅ストックの26%まで公共賃貸住宅の比率は下がった。この間に、ホームレスが急増し、イギリス国内の住宅事情は極端に悪化した。

早川先生の本は、ここで終わっているんだけど、暴動の裏にあるシティハウス(これが公共賃貸住宅のことなんだろう)の問題と併せて考えると、ブレア政権になって住宅政策は従来の路線に揺り戻したのだろう。ホームレスは激減し、しないで見かけることはなくなったのかもしれない。しかし、そこにはまた新たな問題が発生したのだろう。やはり、正解はないのだなぁと思わざるをえないのだけど、ここからイギリスがどういう方向に舵を切るのか切らないのか、折を見てウォッチしていきたい。

参考図書:『欧米住宅物語ー人は住むためにいかに闘っているかー』(新潮選書 早川和男著) http://amzn.to/JSElCg

欧米住宅物語―人は住むためにいかに闘っているか (新潮選書)
www.amazon.co.jp
Amazon.co.jp: 欧米住宅物語―人は住むためにいかに闘っているか (新潮選書): 早川 和男: 本 ^ TOP

Posted on 2012年05月08日17:34tomneko さんによって投稿されました-

中国鉄道事故の車両はJR東日本製?

ネットで探し物をしていたら、たまたま見つけたブログ。

http://bit.ly/JW5m9l
”新幹線車両初の乗客死亡事故発生~当該車両はE2系ベースの中国鉄路CRH2”

このブログによると、中国で事故を起こした車両はJR東海製のE2系をベースに中国で生産されたものとか。

”中国で現在活躍する新幹線車両は、JR東日本の東北新幹線「はやて」などで活躍するE2系電車を、中国向けに仕様変更したもので、彼の地ではCRH2という形式が与えられ、車両の仕様によって更に形式が細分化(中には日本の新幹線では未だに営業用車両が実現していない寝台車も存在しています)されていますが、今回の追突事故で大破した2列車の一方はこのCRH2の一派です。”

しかし、2011年の中国鉄道事故の際には、この車両が日本製であることはあまり報道されなかったように記憶している。そこでWikipediaを見ると、なるほど元々は日本製だがいろいろといきさつがあったことがわかった。

http://bit.ly/JW57LA
”中国高速鉄道CRH2型電車”

”その後、JR東日本の協力範囲を超えた速度であること、川崎重工業の設計上の最高速度を大幅に超えていることから両者が中華人民共和国側に抗議し、「責任は求めない」との念書を取った。このため、2009年2月からこの路線ではすべてCRH3型を使用し、CRH2型車両は最高速度 250 km/h の他線区に転属することとなった。”

CRH3型はドイツのシーメンス製の車両とのことで、ドイツで運行されているICE(Intercity-Express)の技術を導入したものです。また、中国の追突事故で追突されたのはCRH1B型(カナダのボンバルディア社の技術供与で生産)で、追突したのはCRH2E(JR東日本の技術供与で生産)でした。

事故の原因については、温家宝首相の原因究明宣言にも関わらず、その後も目立った報道はないわけですが、車両そのものの問題ではなく運行上の問題であることは間違いありません。

ですが、当時の報道でこれらの車両が日本やカナダ、ドイツからライセンス供与されたものであることはあまり見聞しなかったように思います。それどころか、日本の新幹線にそくっり、中国が日本の技術を盗んだという論調も巷間では見受けられました。

ところで、これらの車両は中国の在来線を200km以上の速度で運行するもので、本来中国が目指していた新幹線とはべつのもです。こちらは、京滬高速鉄道と呼ばれていて、20011年の6月30日に開業しています。

http://bit.ly/JWb3Ej
”京滬高速鉄道”

そして、この京滬高速鉄道で使用されている車両が、パクリと言われているCRH380型です。これはJR東日本の供与したE2系をベースとしたCRH2-300の発展型といわれていますが、中国は独自開発した車両と主張しています。

http://bit.ly/IpdtqZ
”中国高速鉄道CRH380A型電車”

まとめると、中国で追突事故を起こした車両は日本とカナダの技術供与で作られたもので、これらについては日本もラインセンス生産の形態でライセンス料を受け取っている。中国が日本の技術を盗んだと言われているのは京滬高速鉄道のCRH380型の方で、こちらは事故をおこしたわけではない。

ややこしいのですが、事故の責任が日本に及ぶのを避けるために、車両が日本から移転されたものだということを言わないで、CRH380型の技術盗用問題だけをクローズアップした結果、なんだか全部盗んだかのような印象を与えた報道のあり方に問題があったのではないでしょうか。


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Posted on 2012年05月04日00:55tomneko さんによって投稿されました-

イギリスのインフレターゲット政策と現状

FaceBookでインフレターゲットについて議論していた際にまとめた内容です。

元々は、下記のブログの内容についての話だったのですが、ECBのトリシェ総裁の話しからインフレターゲットに関する話題になりました。

”みなさん中央銀行について何かご存じですか?”
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2012/05/post-dd69.html

その中で、将来的にインフレになると分かっていれば人々の意思は現金を使うほうに向くはずではないかという意見に対して、インフレターゲット政策の先進国であるイギリス(最初に導入したのはニュージーランド)の現状はどうなんだろうかというの観点からちょっと調べてみた結果です。

”将来的にインフレになると分かっていれば人々の意思は現金を使うほうに向くはずではないか”って本当なんでしょうか?4%ものインフレにあるイギリスではどうなんでしょうか?

2007年の日本総研のレポートでは、BOEのインフレターゲットがうまくいっていると報告しています。

http://www.jri.co.jp/page.jsp?id=4656

しかし、この時点でも以下のように言われていました。

”長期安定成長に貢献したイギリスのこうした金融政策にも限界がみえはじめている。個人消費拡大に伴う家計債務の増大により、家計のバランスシートが悪化し、金融政策の景気に対するコントロール力が薄れてきている”

では、最近の状況はどうでしょうか?

http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE83O05U20120425?rpc=122

”英国立統計局が発表した第1・四半期の実質国内総生産(GDP)伸び率速報値は前期比マイナス0.2%となり、金融危機以降2度目の景気後退(リセッション)に陥った。

市場予想は前期比プラス0.1%、前年比プラス0.3%だった。

アナリストの大半が2012年初めにプラス成長を確保することを見込んでいたが、建設支出が3年来の落ち込みを記録したことが押し下げ要因となった。サービス業も伸び悩んでおり、鉱工業生産も縮小した。

インベステックのエコノミスト、フィリップ・ショー氏は、追加量的緩和について議論が必要なことを示すと指摘。「財務相による財政余地は非常に乏しく、また現時点での財政措置はおそらく市場はマイナスと受け止める」と述べた”

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120503-00000023-reut-bus_all

”イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁は2日、英国経済の回復ペースは期待よりも鈍く、インフレ率は高過ぎると述べた”

http://www.gfk.com/cr-japan/press_release/index.jp.html

”イギリスの消費者は、依然として続く不況感と、価格高騰によるインフレの懸念という、2重の苦しみに直面している”

本当に、インフレターゲットが景気を良くするんでしょうか?短期的にはそうかもしれませんが、これまでもそうだったように「将来からの借り入れ」を増やすだけに終わり、結果としてはかえって財政状況を悪化させる可能性が高いと思います。

”財務相による財政余地は非常に乏しく”という指摘が的を得ているように思いますが、金融で経済をいじっていくと、いずれ抜け道のない袋小路に入り込んでしまいます。

結局はいかに実体経済を立て直すのかどうかが重要で、そのためにはレアアースの確保とか、エネルギーの確保などの経済外交政策と、レアアースのいらないモーターの開発とかリチウムを使わないバッテリーの開発とかの技術開発が重要で、こういう「国際的に必要とされる製品を安定して供給する」ことがベースにあって、はじめて日本は国際経済のなかで 力を持つことが出来るんじゃないでしょうか?

日銀がインフレターゲットを設定して、お金をばらまくと景気が良くなるというのは暴論だし、それって麻薬みたいなもので一時的には効果があっても長期的に見るとかえって状況を悪化させてしまうように思うのです。イギリスの状況はまさにそれを証明してないでしょうか。
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Posted on 2012年05月03日23:13tomneko さんによって投稿されました-