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中国鉄道事故の車両はJR東日本製?

ネットで探し物をしていたら、たまたま見つけたブログ。

http://bit.ly/JW5m9l
”新幹線車両初の乗客死亡事故発生~当該車両はE2系ベースの中国鉄路CRH2”

このブログによると、中国で事故を起こした車両はJR東海製のE2系をベースに中国で生産されたものとか。

”中国で現在活躍する新幹線車両は、JR東日本の東北新幹線「はやて」などで活躍するE2系電車を、中国向けに仕様変更したもので、彼の地ではCRH2という形式が与えられ、車両の仕様によって更に形式が細分化(中には日本の新幹線では未だに営業用車両が実現していない寝台車も存在しています)されていますが、今回の追突事故で大破した2列車の一方はこのCRH2の一派です。”

しかし、2011年の中国鉄道事故の際には、この車両が日本製であることはあまり報道されなかったように記憶している。そこでWikipediaを見ると、なるほど元々は日本製だがいろいろといきさつがあったことがわかった。

http://bit.ly/JW57LA
”中国高速鉄道CRH2型電車”

”その後、JR東日本の協力範囲を超えた速度であること、川崎重工業の設計上の最高速度を大幅に超えていることから両者が中華人民共和国側に抗議し、「責任は求めない」との念書を取った。このため、2009年2月からこの路線ではすべてCRH3型を使用し、CRH2型車両は最高速度 250 km/h の他線区に転属することとなった。”

CRH3型はドイツのシーメンス製の車両とのことで、ドイツで運行されているICE(Intercity-Express)の技術を導入したものです。また、中国の追突事故で追突されたのはCRH1B型(カナダのボンバルディア社の技術供与で生産)で、追突したのはCRH2E(JR東日本の技術供与で生産)でした。

事故の原因については、温家宝首相の原因究明宣言にも関わらず、その後も目立った報道はないわけですが、車両そのものの問題ではなく運行上の問題であることは間違いありません。

ですが、当時の報道でこれらの車両が日本やカナダ、ドイツからライセンス供与されたものであることはあまり見聞しなかったように思います。それどころか、日本の新幹線にそくっり、中国が日本の技術を盗んだという論調も巷間では見受けられました。

ところで、これらの車両は中国の在来線を200km以上の速度で運行するもので、本来中国が目指していた新幹線とはべつのもです。こちらは、京滬高速鉄道と呼ばれていて、20011年の6月30日に開業しています。

http://bit.ly/JWb3Ej
”京滬高速鉄道”

そして、この京滬高速鉄道で使用されている車両が、パクリと言われているCRH380型です。これはJR東日本の供与したE2系をベースとしたCRH2-300の発展型といわれていますが、中国は独自開発した車両と主張しています。

http://bit.ly/IpdtqZ
”中国高速鉄道CRH380A型電車”

まとめると、中国で追突事故を起こした車両は日本とカナダの技術供与で作られたもので、これらについては日本もラインセンス生産の形態でライセンス料を受け取っている。中国が日本の技術を盗んだと言われているのは京滬高速鉄道のCRH380型の方で、こちらは事故をおこしたわけではない。

ややこしいのですが、事故の責任が日本に及ぶのを避けるために、車両が日本から移転されたものだということを言わないで、CRH380型の技術盗用問題だけをクローズアップした結果、なんだか全部盗んだかのような印象を与えた報道のあり方に問題があったのではないでしょうか。


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Posted on 2012年05月04日00:55tomneko さんによって投稿されました-

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